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医療コラム

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頭痛薬が効かない! 頭皮や顔がピリピリしていませんか?

外出中にいつもの頭痛に襲われたもののあいにく頭痛薬を持ち合わせなかったり、まだ頭痛は軽いので我慢できるとついつい頭痛薬を飲むのを延ばし延ばししていたら、顔がピリピリしたり手がしびれたり、髪をとかすのもつらいという症状が出てきたことはありませんか。その症状が出ているときにはおそらく頭痛薬はほとんど効かなかったでしょう。これは「アロディニア(異痛症)」という現象です。

顔や頭皮がピリピリする症状のほかにも、ぬるま湯が熱湯のように感じたり、冷水にさわると痛いと感じる、メガネをかけたりイアリングやネックレスが不快に感じるなど様々です。普段はなんでもないことが大げさに感じやすくなり、通常の感覚が異なった感覚に変化して自覚してしまうのです(感覚過敏状態)。

「アロディニア」はおもに片頭痛の患者さんにみられやすく、報告では片頭痛患者の70~80%に認められるといわれています。しかも片頭痛が進行し治療が遅れて痛みがひどくなってくると出やすくなります。残念ながら「アロディニア」が出現してから頭痛薬(片頭痛治療薬)を飲んでも、「アロディニア」はよくならず片頭痛も治りにくいです。ただし「アロディニア」は危険な症状ではないので、このときは部屋を暗くして静かにやり過ごすようにしてください。

よって「アロディニア」をおこさせないことが重要なのです。すなわち片頭痛の起こり始めに的確に片頭痛治療薬を飲むことです。